こんにちは井上です。
先日、入社して2回目の植栽の買い付けに行きました。
前回の「風景をつくる」でも紹介しましたが、ウエノイエでは私たちスタッフが植栽計画を行います。
私も元々庭にも興味があり植栽計画もわくわくしながら行っています。
今回もいつもお世話になっているところで植栽選びを行いましたが、落葉樹には季節の関係で葉っぱがありませんでした。
枝と幹しか見えないためいつもより選定が難しかったですが、割とスムーズに選ぶことができました。
ウエノイエでは少し曲がった細い木を使うことが多いですが、ここには花から大きくて太い木、竹など場所で全く違うものが植わっています。
ここではいつも感じることですが、空間による植物の影響力は凄まじいと思います。
植栽と植栽の間から通る光や景色、影などにより、なんでもない場所でも美しい場所を表現をしてくれます。
左の写真は通路であろうところを撮った写真です。
ここでも木の影、通る光が相まって幻想的な空間をつくってくれています。こういう静まり返った空間が個人的にとても好きです。
ウエノイエの庭では植栽の種類、位置の選定が重要で植栽が集まる場所では、植栽一つ一つの役割を分けバランスをとりながら窓から見える景色も計算して計画します。
そして、その計画が上手くはまったときに初めてウエノイエの庭が出来上がります。
まだまだ難しく頭を悩ませますがこれからも美しい影や色のでる豊かな庭空間をつくっていきたいと思います。