股旅社中デザイン競技会学んでこと②

こんにちは井上です。

先日ブログに挙げたデザイン競技会の続きについて書こうと思います。

前回の記事はこちら

2日目はまず前日にあった競技会の表彰式から始まりました。

結果についてですが、ウエノイエは残念ながら賞をとることはできませんでした。

2019年デザイン競技会で見事最優秀デザインに選ばれたのは國本建築堂様の「縁卓」です。

國本建築堂様でつくられている家の特徴の一つでもある縁側を活かし、そこでの過ごし方に着目したものでした。(詳しくはこちらをご覧下さい)

この縁卓のデザインはいたってシンプルですが、そこにあらゆるものを置いたり掛けたりすることで使い方の多様性を活かし様々なしつらえ空間をつくってくれます。

私はその中でも焚き火台として使えることに関心を持ちました。

焚き火の光、匂い、音は私たちの感性をくすぐるものがあり、癒しを与えてくれます。そういうことを日常で愉しむことができたらとてもいい刺激になるんでしょうか。

庭のしつらえという言葉一つで考えることは人それぞれ全く違います。そういう言葉のとらえ方や感じ方があることを知ることができました。

また、表彰式を終えた後はベガハウスさんがつくられた住宅を見学することができました。

第一印象はスマートさがありながらもどこか落ち着いた雰囲気を感じました。

見学させていただいた建物はスキップフロアとなっており高低差が生まれ、その高低差が独特の空間をつくっていました。

また屋根の掛け方、窓の取り方にもこだわっており、光を取り込みつつも外部からの視線が全く気にならないような設計になっていました。

住宅一つ考えるだけでも、外部との関係性は親密で、その場のメリットデメリットをどのように表現していくかを考えることが重要になってくると思いました。

私はまだたくさんの住宅を見てきたわけではありませんが、これからも目で見て感じたものをウエノイエでの家づくりに活かしていきたいと思います。