実寸図面のお話し

上野哲也です。

住宅関係の雑誌やチラシで皆さんがよく目にする間取り図面。

当たり前の話しですが、実際の寸法を小さく小さく縮小して表現されています。

100分の1とか、200分の1とか・・・

コチラは以前施工させていただいた進入用の開口部分です。

ドアなどの扉がなくオープンな感じなのですが、一部にアールの形状になってます。

このアールの部分を施工するに辺り、現場での加工精度を上げるため通常の縮尺図面ではなく、

実寸、すなわち1分の1の図面にして職人さんに施工してもらいます。

まずは図面をCADで書きます。その後プリンターにて出力するのですが、我が社のプリンターは

A3までしか出力できません・・・A3は約40センチ×30センチ

今回施工する実寸は図面にするなら最低でも90センチ×50センチぐらいは・・・

そこで図面を6分割にしてA3出力しまして、セロハンテープで貼り付けます。

実寸で書くとコレがなかなかの大きさ!!

コレを元に大工さんに施工してもらいます。

施工できましたらまた写真等でご紹介します。

ちなみに・・・

アール部分の下地はベニヤを使ってますが、このベニヤ・・・

通常のベニヤより曲がるんです。

通称 曲がりベニヤ といいます。